@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00003368, author = {祐川, 励起 and 伊藤, 一三}, issue = {4号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Dec}, note = {鼻部のうち剖出が最も困難な鼻翼部を組織学的に観察して筋線維束の構成を解明し、その機能を考察した。10%ホルマリン固定された解剖実習用遺体8体を用いた。外鼻孔を底として縦約10mm、横約8mmの方形に左右鼻翼部を切り取り試料とした。鼻翼部の主体は、真皮から起始して下方に向かって斜走し、粘膜固有層に停止する鼻翼部固有の筋線維束(A線維束)であった。鼻翼部を内下方(B線維束)と正中(C線維束)に向かう筋線維束の切断面も僅かに見られ、その走行から上唇鼻翼筋の内側の一部筋線維束と鼻筋翼部と思われた。鼻孔拡大はA線維束が鼻孔の粘膜を皮膚側に引き挙げ、同時にB線維束が鼻翼部を上外方に引くことで、鼻腔縮小は鼻孔拡大に関与する2つの線維束が弛緩し、同時にC線維束と鼻中隔下制筋が鼻翼と鼻中隔を後方に引くことによってなされた。}, title = {鼻翼部の筋に関する組織学的研究}, volume = {35巻}, year = {2008} }