@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00003484, author = {宮下, 照展}, issue = {4号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Dec}, note = {周囲組織から筋束を剥離する外科的侵襲が筋組織に及ぼす影響と筋機能の経時的な回復様相について8~10週齢雄Wistar系ラットを用いて、神経筋接合部と筋線維タイプの変化を酵素組織化学的に、更に逆行性軸索輸送の変化をHRP標識することで検討した。その結果、ラット顎二腹筋の支配神経切断により神経筋接合部におけるアセチルコリンエステラーゼ活性は低下・消失し、ほぼ同時期に筋組織内から逆行性軸索輸送も遮断された。一方、筋組織を周囲組織から剥離した場合も一時的に支配神経の連続性が断たれるが、術後21日迄に神経軸索における物質輸送は再開されると考えられた。しかし、一時的な神経線維の断裂であっても、支配神経を完全に切断された筋線維と同様に末梢の筋組織にはタイプ2C線維が出現した後は、実験期間を通じて消失することはなかった。以上より、筋組織への直接的な侵襲は僅かであっても、神経線維が一時的にでも断裂した場合は、長期的に筋線維の変性が続くことが示唆された。}, title = {筋組織の外科的侵襲後の筋機能回復過程}, volume = {36巻}, year = {2009} }