@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00003562, author = {川合, 宏仁 and 冨田, 修 and 中池, 祥浩 and 佐藤, 潤 and 渡辺, 正博 and 伊藤, 寛 and 小川, 幸恵 and 赤沼, 龍一 and 山崎, 信也}, issue = {2号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Jun}, note = {症例は生後8ヵ月時に無γグロブリン血症と診断された3歳11ヵ月男児で、約1年前から齲蝕が認められ、近医歯科を受診したが直ぐに号泣するため治療が進まないため紹介来院となり、多数歯齲蝕による感染症予防目的で全身麻酔下しか治療を2回に分けて行われた。無グロブリン血症では慢性的な気管支炎の併発のため術中、著しいSpO2の低下と気管支内分泌物の貯留を認めるという報告があるが、本症例では処置内容を2回に分けたため1回目手術では全身麻酔中のSpO2低下時には全身麻酔を終了することが可能であり、困難な呼吸管理を強いられずに済んだ。本症例では感染予防目的で尿道カテーテル挿入を避けるため1回当りの全身麻酔下歯科治療の目安を2時間前後に予定した。更に合計2回の全身麻酔施行時には、滅菌グローブの装着は勿論、使用する麻酔周辺機器の滅菌、無菌的な操作を心がけたことにより、感染症を引き起こすことなく無事に治療を終了できた。以上より、無γグロブリン血症を有する症例の歯科治療においては、免疫不全に起因する感染症を発症させない麻酔管理が必要と考えられた。}, title = {無γグロブリン血症患児に対する全身麻酔経験}, volume = {37巻}, year = {2010} }