@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00003564, author = {加藤, 史仁 and 関根, 貴仁 and 大野, 敦司 and 小林, 康二 and 山森, 徹雄 and 清野, 和夫}, issue = {2号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Jun}, note = {症例は81歳男性で、部分床義歯不適合を主訴に近医内科より紹介来院となり、口腔内所見とX線像から小口症、上下顎部分義歯不適合、残存歯の水平的吸収および上顎左側硬質レジン前装鋳造ブリッジ不適合と診断された。本症例の治療においては、分割と組み立てが可能な構造を有するトレーを作製し、印象時には一方のトレーで印象後に他方のトレーを口腔内で組み立てて印象する方法を採用した。上顎の分割トレーでは残存歯と顎堤との位置関係を正確に再現することを優先して、先に挿入する右側半部の面積は口腔内挿入が可能な範囲で拡大すると共に、トレーのハンドルと分割面に組み立ての構造を付与した。分割トレーでは組み立て後に緩みがなく、垂直的・水平的な動揺を防止するため、ハンドル部に形成した円錐形突起とそれを被覆する左側半部の円筒型凹部で垂直的回転を抑制、右側半部の分割面の溝状凹部と嵌合する左側半部の凸部で水平的移動を防止した。その結果、完成したトレーのパーツは緩みなく一体化され、再現性の高い印象が採得されて適合性の良好な部分床義歯を装着することができた。}, title = {小口症を伴う部分欠損歯列の補綴処置}, volume = {37巻}, year = {2010} }