@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00004135, author = {北見, 修一}, issue = {1-2号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Jun}, note = {ヒトの随意運動の研究に用いられる要素の一つに反応時間(RT)がある。著者等は、RTを顎機能の指標として利用することを目的とし、これまでに他分野で明らかにされている手指RTとの比較を行い、顎RTの生理的な特徴の解析を行ってきた。その結果、多くの被験者で音・光・皮膚刺激に対する開口RTが、同刺激による指屈曲RTに比べ、その発現経路から想定される時間よりも延長していた。その要因として「反応動作直前の集中度の差」が考えられたことから、今回、脳内情報処理過程の指標として随伴性陰性変動(CNV)を用い、顎反応運動に及ぼす影響について検討した。また、反応動作時にかけ声などの自発性発声を伴うとRTが短縮すると報告されていることから、光刺激による開口RT測定に加えて、発語を伴った開口RTを測定し、両者の比較から開口RTに及ぼす発語の影響を解析した。被験者は健常成人20名とし、以下の結果が得られた。1)開口RTは指屈曲RTよりも長く、開口CNVの大きさは指屈曲CNVより小さかった。2)指屈曲RTと開口RTの差が大きい被験者ほど、指屈曲CNVに対する開口CNVの減少率が大きかった。3)発語RTが開口RTより短縮した被験者では発語によるCNVの増大が著しいのに対し、発語RTが開口RTより延長した被験者ではCNV増大が僅かであった。}, title = {顎反応時間の特徴と関連する脳機能の解析}, volume = {43巻}, year = {2016} }