@article{oai:ohu-lib.repo.nii.ac.jp:00004200, author = {森田, 聡 and 遊佐, 淳子 and 高橋, 慶壮}, issue = {1号}, journal = {奥羽大学歯学誌}, month = {Mar}, note = {ラット頭蓋冠上に設置した垂直的骨増大術の実験モデルにおいて、β-リン酸三カルシウム(TCP)および硫酸カルシウム(CaSO4)の骨増大効果を検討した。組織学的観察では、β-TCP群、β-TCP+CaSO4群とも新生組織中にβ-TCP顆粒が残存しており、新生骨がβ-TCP顆粒を取り囲んでいた。β-TCP群と比較してβ-TCP+CaSO4群では、骨髄組織の占める割合が高い傾向がみられた。B-TCP群およびβ-TCP+CaSO4群では、β-TCP顆粒外側に好塩基性領域が観察された。CaSO4群ではCaSO4の残存はなく、新生組織中に新生骨、骨髄、線維性結合組織を認めた。免疫組織化学的所見では、いずれの群でも母床頭蓋骨中の骨細胞はsclerostin強陽性であった。組織学的計測結果では、β-TCP群はスポンゼル群(対照群)と比較して新生組織量が有意に高かった。一方で、β-TCP群ではスポンゼル群と比較して新生骨面積/新生組織面積(%)が有意に低かった。以上、垂直的骨増大術のラット実験モデルにおいて、β-TCPは垂直的な新生組織形成を有意に促進することが明らかとなった。}, title = {β-リン酸三カルシウムがラット頭蓋骨に設置したチタンキャップ内の垂直的骨増大に及ぼす効果}, volume = {44巻}, year = {2017} }